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スティールソース: 鋼材ビジネスの伝統を今に活かす

所在地/地域: アメリカ合衆国 ニューヨーク州ライ 
業種: 鋼材製造・流通 
導入アプリ​
販売, 在庫, スタジオ, CRM, 会計, 請求
移行前のソフトウェア: スプレッドシート
会社規模: 23名
ホスティングタイプ: Odoo.sh


もし鋼材の購入が、オンラインショッピングカートに商品を追加するのと同じくらい簡単だったらどうでしょうか? それはまだ完全には現実になっていないかもしれませんが、 スティールソース は、その実現に限りなく近づいています。 鋼材業界で20年以上の実績を持つ同社は、デジタルファーストの鋼材サプライヤーとして、着実に存在感を高めてきました。 そして今、Odooを導入することで、業務の効率化、自動化、さらにはビジネスインテリジェンスの高度化を、かつてないレベルで実現しています。

スティールソースは、原材料と完成品の両方を扱う鋼材製品の有力サプライヤーです。 本社はニューヨーク州ライにあり、主要な業務拠点をフロリダ州デルレイビーチに構えています。アメリカおよびメキシコ全域の幅広い顧客に対し、サービスを提供しています。 同社が取り扱うのは、建設用の薄板鋼材から、梁や構造物向けの厚板鋼材まで、多岐にわたるコイル状の鋼材です。 これらの素材は、製造業者、建設業者、その他さまざまな業界に向けて、流通・販売されています。

流通にとどまらず、スティールソースは近年、製造分野へも事業を拡大し、Bデッキや角パイプといった金属製の建築部材の生産を開始しました。 このように、サプライチェーンの下流へと展開することで、同社は業界内でのリーダーとしての地位をさらに強固なものとし、競合他社との差別化を実現しています。 スティールソースの会計責任者であるキャメロン・ワグナーさんによると、この進化の目的は、顧客により包括的なソリューションを提供することにあるといいます。

「私たちは単なる鋼材のサプライヤーにとどまらず、デジタル鋼材サービスセンターへと進化しつつあります。全米の製鉄所との強固な関係を活かし、国内製品をほぼ輸入品並みの価格でお客様に提供しています。それが、当社が提供する真の価値なのです」

キャメロン・ワグナー
スティールソース会計責任者

Odoo導入前の課題

Odooを導入する前、スティールソースは業務面で大きな課題に直面していました。 特に、管理業務の非効率さと在庫管理の追跡の難しさが深刻でした。すべての販売プロセスには、クレジット申請、価格交渉、請求書の作成、加工業者との調整、配送手配など、複数の手作業が必要で、膨大な時間と労力を要していました。

もう一つの大きな課題は、在庫管理でした。鋼材という製品の特性上、重量や寸法を正確に把握することが不可欠です。しかし、在庫はスプレッドシートで管理されており、端材の追跡や需要予測が困難でした。業務は主にメールのやり取り、手計算、そして頻繁な棚卸しに頼っており、在庫レベルの正確性を保つには多くの労力が必要でした。ワグナーさんは当時の状況を次のように語っています。

「取引先からExcelのスプレッドシートを受け取り、その内容を信じるしかありませんでした。すべてが手作業で、常に在庫を再確認する作業に追われていました。こうした非効率が、私たちの成長を妨げていたのです」

キャメロン・ワグナー
スティールソース会計責任者​

Odooで 効率化 
の新時代へ


スティールソースは業務を効率化するためにERPシステムが必要であることを認識しており、最適なシステムを見つけることが重要でした。同社はZohoなど複数の選択肢を検討しましたが、最終的に柔軟性、自動化機能、コストパフォーマンスの面でOdooが際立っていたのです。

「Zohoの方が低価格でしたが、自動化機能が不十分でした。一方、Odooは私たちが必要としていたことをほぼすべて実現できました。さらに、Odooの営業チームは非常にレスポンスが早く、フォローアップに追加料金もかかりませんでした。専門的な質問にはその分野のエキスパートが対応してくれたのです。サポート体制のレベルの高さが、Odooを選ぶ決め手になりました」

キャメロン・ワグナー
スティールソース会計責任者

Odooを導入して以来、スティールソースは業務の進め方において大きな変革を遂げました。 以下に、Odooがもたらした効率化のポイントをご紹介します。

管理業務の大幅な削減: Odooによって 販売 プロセスの大半が自動化され、 請求書 の作成や受注状況の追跡など、手作業が大幅に削減されました。

 リアルタイム在庫管理の実現: スプレッドシートに頼るのではなく、スティールソースは在庫状況をリアルタイムで把握できる一元管理システムを導入。これにより、在庫ミスが減少し、精度が大幅に向上しました

部門間の連携強化: Odooの CRM および購買モジュールを活用することで、 スティールソースでは購買発注と販売案件を結び付けることが可能になりました。 これにより、部門間の連携がスムーズになり、サプライチェーン全体の最適化が進んでいます。

 開発に頼らない柔軟なカスタマイズ: スタジオモジュールの導入により、スティールソースは大規模な開発を行うことなく、業務に合わせた柔軟なカスタマイズを実現。 非エンジニアでも扱える直感的な設計で、現場主導の改善が可能になりました。

業務効率の劇的な向上: その効果は非常に大きく、 ワグナーさんは「管理業務にかかっていた時間が、導入前の 80% から現在はわずか 30%にまで減少した」と述べています。営業チームは本来の業務=販売に集中できるようになりました。

「以前は、営業に費やせる時間が全体のわずか20%で、残りの80%は管理業務に追われていました。今は、その割合を完全に逆転させることを目指しています。一人の営業担当者が、ほとんどを管理業務に費やしていたにも関わらず、年間350万ドルの売上を上げていたとしたら、週に 20-25 時間もの営業時間が追加で確保できたとき、どれほどの成果が生まれるかは想像に難くありません。それこそが、Odooの力です」

新たな挑戦 


業務効率の飛躍的な向上を実現した今、スティールソースのオーナー、ハーブ・クラッコウさん(写真)は、新たな展開に乗り出しています。その一環として、小売市場への本格参入を計画。 同社は最近、テキサス州に倉庫を購入し、初の小売店舗として一般消費者向けに鉄鋼製品の提供を開始する予定です。

さらにスティールソースは、より高度な競争領域である「プライム鋼市場」への参入も目指しています。大規模かつカスタマイズ性の高い鋼材注文に対応することで、大手サプライチェーンとの取引機会を獲得し、収益ポテンシャルを大幅に拡大する狙いです。

スティールソースの歩みは、業務の自動化とリアルタイムデータの活用が、いかにビジネスを変革し得るかを明確に示しています。もしあなたの企業が、 非効率な業務フローや手作業の多さ、スケーリングの難しさに直面しているなら、 Odooがその課題を解決する鍵となるかもしれません。業務を次のレベルへ。Odooがどのようにワークフローの最適化を支援できるか、今すぐ無料トライアルまたは製品デモでご覧ください。


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